【公案】コップで海を汲む


ここに一つのコップがあります。このコップで
前に見える海を汲むことができるでしょうか。

まめな人の中には、今すぐこのコップを持って出かけ、
車に乗って仁川の沖に行って海水を汲んで来る人がいるかもしれません。
勿論そうやって汲んで来た海水も海の水には違いありません。
しかしそれは海ではありません。

さあ、どうしたらよいでしょうか?

塩辛い水をコップにやっと一杯持ってきたところで、
海だと言えるわけがないではありませんか。
それを眺めて、「ああ、広々とした、茫々たる大海よ!心が開けるようだ」
とは言えないではありませんか。


皆さん、よく考えてみてください。
私が今皆さんに公案を投げたのです。

このコップで海を汲んできなさい。
来週までに答えを得た方は個人的に話をすることにしましょう。
鍵があるとすれば、クイズの問題を解くように考えを巡らせて解こうとしないで、
疑問を深く内面化して自ら答えを得るようになさい。


「悟りの瞬間」素空慈著 塩田今日子訳 地湧社







タグ:悟り 公案
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悟りの道は


阿難は釈迦に二〇年もの間つき従っていたにもかかわらず、
釈迦が生きている間には悟ることができませんでした。
阿難は聡明で多くの人々に対して真理をうまく表現してやったりもしましたが、
彼自身が仏陀の状態になることはできなかったのです。
したがって彼の言葉には生命力が感じられませんでした。
プラスチックでした。

皆さんがいくら私の話をたくさん聞いて、
ああ、真理というのはこれこれこういうものなんだな、
と言うことができたとしても、その言葉は真理ではありません。

真理とはこれこれこういうものなんだ、
といくら立派な定義をしたとしても、その言葉は真理ではありません。
皆さんの言葉はプラスチックだからです。

皆さんが真理の世界に入ったのではなく、
皆さんの知っている知識の中に真理を埋め込んだにすぎないからです。
そこには香がありません。

皆さんの心の中に真理を入れようとすれば、
真理の世界は皆さんからますます遠ざかります。
向かおうとすればすでにはずれているのです。

「悟りの瞬間」より



コップに海水を汲んでも、それは海ではありません。
同じように、いくら頭の中に真理の言葉を詰め込んでも、
それを真理と言うことはできません。

真理とは、あなたと別に存在するものではありませんが、
人は、真理と自分とを区別する枠を自ら作っているのも事実です。

素空慈先生はおっしゃいます。
『悟りとは、自己犠牲である』と。

真理に向かおうとする思いそのものが知識にすぎず、
真理と自分とを区別する枠を自ら認識して、
それを打ち壊していくことが、自己犠牲であり、悟りの道です。

そのとき、あなたは海(真理)と一つになり、
本当の自分の姿を見出すことができるでしょう。

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タグ:真理 仏陀 悟り
posted by GOLDEN KID at 12:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

悟りの生


悟った者は、大変自由奔放です。
もしも事業に失敗したとしても、失敗するのは事業だけです。
彼はいかなる打撃も受けません。

彼の全体性は相変わらず平安さを保っています。
事業の失敗さえも、全体性の中では調和を成しています。

彼にとってはああでもいいし、こうでもいいのです。
彼は病気でもかまいません。
それが不和を起こすことはありません。
彼の体が病むだけで、その病気は全体的な調和の中で存在します。

彼が病んでいる姿は美しいものです。
あまりにも自然だからです。
また、事業の失敗や体に生じた病も
容易に回復することができます。
見えない世界から見えない力を引き出すこともできます。

自分自身を征服した者は、
誰によっても苦しめられることがありません。

「悟りの瞬間」より



人生において、病や失敗はつきものです。
そして、多くの人はこれらに心が奪われてしまいます。
また、病や失敗を前にして、
「病気になったらどうしよう」
「事業に失敗したらどうしよう」
という、不安に人はいつもかられています。

そうした意味で、悟りとは、
あらゆる障害に決して奪われない空っぽな心と言えます。

そしてさらに言えば、悟りとは、
あらゆる事柄に、影響を与えてゆける力とも言えます。

そのための生が、「超験」であります。

GOLDEN KID


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タグ:悟り 超験 事業
posted by GOLDEN KID at 16:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記